ストップロス注文(損切り注文)出し方・方法
・損切りの重要性 ・損切りと利食い ・損切り注文の出し方ストップロス注文(損切り)の重要性
損切りとは損失を確定させることを言う。ストップロスとは損切り注文の事。
外国為替取引に関わらず、株式トレードなどにも損切りは重要なのではないだろうか。株式市場の場合、取引時間は決められていますが、外国為替市場は24時間動いており世界各地での出来事などに敏感に反応し、時には大きな下落・上昇が起こります。毎日24時間休み無くレートを見ていることは不可能で為替市場において損切り注文を出していないと予想もしていない程の大きな損失を被ることになるかもしれません。しかし、損切り注文を出しておく事によって損失は限定されます。
損切りをし、損を確定させ、気持ちを切り替えて次のトレードに集中するという意味でも損切りは重要です。
損切りと利食いの関係
損切りは早く、利食いは遅く、というようなことは時々聞くがこれが簡単なようでなかなか難しい。損切りを早くし損失を最小限に抑えて、利益がのっている時はすぐ利食うのでなく利益を伸ばすように心がけるという事だが、大半の人はこの逆をやってしまうのでないだろうか。自分もFXトレードを始めて間もない頃はほとんどこういうトレードだった気がする。損切りは遅く、利食いは早くというように。勝率9割の為替トレーダーがいたとして10回中9回利食いで1回は損切りだとする。しかし、この為替トレーダーは損切りは遅く利食いは早くというトレードスタイルからたった1回の損切りで9回利食いして得た利益以上を吹き飛ばしてしまった。これでは何にもならない。損切りと利食いの関係について考えるときは各FXトレーダーのトレードスタイルや勝率などを頭に入れて考える必要がある。短期為替トレーダー、長期為替トレーダーなど色々な売買スタイルがあると思うが利食い・損切りを共に早くし勝率をあげそれで利益を積み重ねる方法もあるだろう。勝率が低いのであれば、前で述べたような利食い・損切り共に早くでは勝てないし一回の利益を大きくとらなければ勝てない。
損切り(ストップロス)注文の出し方:ストップロスルール
損切り注文の出し方は各トレーダーによって様々だと思いますが下記に二通り示してみます。
1.ある一定の損失額を予め決めておき、その損失額に達した時点で損切りをする
2.ある理由・根拠で注文を執行したが、その注文をだした理由・根拠が無効となっと時に損切りをする
1.はあらかじめ損失額(pips)を決めておくということ。例えば損失が10000円になったら損切りをするという事。
2.は注文を執行した理由(根拠)が無効になった時に損切りをするということ。
例えば、単純に移動平均線のクロスを売買サインとして9日単純移動平均線が18日単純移動平均線を上抜いた時点を買いサインとし、その逆を売りサインとする。
ゴールデンクロスが買いサインでデットクロスが売りサインという事ですね。下記図の?で買いに入る事になる。?で買った理由はゴールデンクロスになったという事で買いました。そしてこの為替トレードでの損切り注文の条件としては"注文を執行した理由が無効になった時"ということ、すなわち?のデットクロスになった時点が損切りポイントとなります。
このように注文した時に上昇又は下降すると予想した根拠がなくなれば損切り注文をだすという方法です。
為替トレードをするにあたってファンダメンタル分析やテクニカル分析などざまざな分析方法を利用して売買をするわけですがテクニカルを重視するトレーダー、ファンダメンタルを重視するトレーダーどちらにしても"買う理由""売る理由"は必ずあると思います。買うという事はその通貨が上昇すると予測しているからであり、予測するにあたって何等かの方法で価格動向を分析しその分析結果が"買い"というトレード判断の根拠となっている。その根拠となっているものが無くなったのであれば損切りをするべきだろうと思う。注文をだした時の根拠が無くなっているにも関わらず、ポジションを維持しているのは希望のみで為替トレードをしていることと近い状態になるのではないだろうか。どんなに優れたトレーダーであってもすべてのFXトレードで利益を出すのは不可能である。希望的観測は持たず、自分の判断の過ちを認め損切りをし、損失を最小限に抑えて気持ちを新たにして次のトレードに備える方が適作だろう。
トレンド追随型指標
移動平均線/ボリンジャーバンド/パラボリックタイムプライス/エンベロープ/カギ足/新値足/練行足/P&F
オシレーター系指標
モメンタム/サイコロジカルライン/ストキャスティクス/ディレクショナルムーブメントインデックス/%Rオシレーター/乖離線/RSI/RCI/ROC/MACD/ピボット/ATR
出来高指標
ボリュームレシオ/ワコーボリュームレシオ/オンバランスボリューム
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